ドタバタ人命救助
こんにちわ!BabyMonkeyです!
先日!人生で初めて119番通報しました。
そう!ある事件が発生したからです。
安心して下さい!悪いことはしてませんよ!人助けをしたのです!
今回、人を助けられた事は大変良かったのですが、それに付随してくる確認作業やらなんやらがかなり面倒でした。
ですので、この記事では実体験を元に「人助けは結構大変」だった様子をお届けして行きたいと思います!
※少々長くなります
とある仕事帰り、私は例のごとく少々釣りに行ってから帰ることに、その日はべた凪で釣れなさそうな気配が漂う中、竿を何度も振り回していると弱い当たりがあり、引き上げてみると、、、なんと!?ハマグリが!!
これで何とかボウズは逃れられたぜ!このハマグリを新鮮な内に嫁ちゃんへ届けるべく、帰路に着くことに。
道中、気分はルンルンでオーディオから流れる音楽を口ずさみながら運転し、自宅近くの農道へ、、、
周りは薄暗く、車のライトで前方に自転車が居ることを確認!!
しかし、あの自転車、、、何か様子がおかしい。
運転者はずっと俯いている、しかも力なくフラフラしている。
危ないな〜と思い、車を田んぼに落ちない程度に寄せて速度も徐行速度以上に極端に落とします。
そして、事なくすれ違う事が出来。
あの人危ないな、変な人なのかな?なんてサイドミラーをみていると、、
ガッシャーーン!ボチャン!
なんと!勝手に横転し!見事に横に流れている川へ乗っていた自転車と共に落ちたのです!
そこで私は一旦止まり、這い上がってくるのか見守りましたが、一向に上がってきません、、、。
これはマズイ!と感じて車から降りて確認してみると、一人のもがいている男性を発見!
男性の上には自転車が!
直ぐさま自転車を引き上げました!
さぁ!これで障害物はない!這い上がってくるのだ!と思っても一向に上がって来ません。
なぜだ!!
私「大丈夫ですか?上がれますか?」
男性「大丈夫、大丈夫」
なら早くあがってきてくれ、、
あれ?なんか喋り方おかしいなとここで気づきます。滑舌が悪い、もしかして、障害を持ってる方なのかな?と考えていると。
ついに!男性が立ち上がりました!
よかった、、、、ですが、なんかフラフラしています。
と思っていた、次の瞬間!
1段下がった横の川に、背中から転がり落ち、又もやダイブ!
かなり危ない落ち方です!!
私「大丈夫ですか!!!!????」
男性「大丈夫、大丈夫」
明らかに大丈夫ではありません。
男性は何故か川のなかで足を伸ばしたり縮めたりしています。
?もしかして出ようとしているのか?
しかし、変です。
暫くすると、川から出ようとしているであろう、謎の足の曲げ伸ばしの音が止みました、、、。
そう、なんと!男性はゆっくりと仰向けになり川の中で寝ようとしているではありませんか!
私「こんな所で寝たらダメですよ!大丈夫ですか?」
男性「大丈夫、大丈夫」
私「本当に大丈夫なんですか?」
男性「大丈夫、大丈夫」
ここでラチがあかないと思った私は尋ねました。
私「どちらから来られたんですか?」
男性「わあなゃかりさなまわら」
呂律が回ってない言葉を何とか解読しました。
この男性は自転車で自宅から約7キロ程離れた場所へ行き、その帰りだそうです。
私「お名前は?」
男性「、、、、。」
何故か言おうとしない。
とりあえず、ここで私と身元不明の男性だけでは、なにが起きるかわからないので、嫁ちゃんと母親に現場に来てもらうよう要請しました。
自宅が大変近いためすぐさま到着し嫁ちゃんが発した第一声
嫁ちゃん「は!?!?!?!?跳ねたんか!?!?!?!?」
声を荒げる嫁ちゃんと母親に事情説明し。
嫁ちゃんこの状況に対処すべく秒で救急車を呼ぶと判断。
嫁ちゃんが男性へ向けて「救急車呼びますけど大丈夫ですか?」
男性「大丈夫、大丈夫」 どっちの大丈夫かわかりませんが、、、、
嫁ちゃん「じゃあ救急車よびますね」
即座に119番通報
場所やら事情やらどんな関係なのかいろいろ聞かれたみたいです。
そこから電話を切り、川遊びを楽しんでいるであろう男性に声をかけ続けていると、
ついに、フラフラしていますが立ち上がりました!
まるで産まれたばかりの子鹿のようです!
このままでは、先程同様転ぶ可能性があったのでとりあえず手を貸し安全な場所に誘導し、フラフラしている男性を座らせました。
後は救急車を待つのみ!と思っていたのですが、なんと!男性は徐に立ち上がり自転車に跨ろうとしているではありませんか!
嫁ちゃん「お父さん、もう少ししたら救急車来るし待っとろ、そんなフラフラでかえれんやろ?」
男性「大丈夫、大丈夫、ちょっとフラフラしとるだけやから」
私「どこ怪我しとるかもわからんし、もしかしたら脳震盪起こしとるかもしれんから暫くここで待っとろ?」
男性「大丈夫、大丈夫、どこも怪我してないから」
本当にそうなのか?と男性のびしょびしょになったら体をチェックしてみると、、、腕が血だらけです。
私「腕血だらけだよ?転んだ時もひどい転び方してたから救急車来るまでまっとろ」
男性「大丈夫、大丈夫」
という、会話を重ね暫くすると、やっと救急車が到着しました。
そこから、救急隊員の方が「あとは我々にまかせてください」となんとも心強いお言葉を仰ってくれて一安心と自宅へ戻り家族で夕食を食べていたところ。
見知らぬ番号から一本の電話が。
嫁ちゃん「もしもし」
謎の電話番号「もしもし、わたくし〇〇警察署のものですが、救急に連絡いただいたかたですかね?」
嫁ちゃん「はい、そうですが」
警察官「ちょっと今から現場検証かねて、いろいろお尋ねしたい事ありますんで、今から現場きてください」
嫁ちゃん「はい、わかりました」
私はおもいました、、、、、こっちの都合は無視かいと、、、、救急隊員さんの任せて下さいはなんなんだと、、、、、
そうはいっても、一度手を出してしまったものですので終いまでやらずにはいられないので、嫁ちゃんと現場へ、、、、
現場に到着すると、パトカー3台、事故処理車1台が止まっていました。
警察官A「助けて下さったかたですか?」
嫁ちゃん「はい、家の旦那がですけど」
警察官B「跳ねたんじゃないんですか?」※かなり上から目線でした
私「は?跳ねてないし」※イラッと来たので少しきつめに
それを察知したのか
警察官A「ちょっと先ほど救助された方、大分飲酒されてたみたいで、まともに会話出来ない状態だったんですよ。だから、救助していただいたBabyMonkeyさんに来ていただくしかなくて。で、跳ねてないとのことなんですが、念の為の確認なんで。あと、泥酔状態の方が酔いがさめてから「転んだのは車に当てられたからや」とか言ってくること良くあるので、今のうちに当たっていないことを証明したいので、すれ違った時に乗っていた車持ってきていただく事できますか?」
納得、人助けしたのに後でごねられるとか、なんと理不尽な!すぐさま承認
そこからは、事情説明やら、現場検証やら、所在確認やらで、1時間ほど話をしました。
最後に私は警察官の方へ尋ねました。
自転車は飲酒運転にはならないのかと!
すると驚きの言葉が!!!!!!
警察官「ダメですよ。自転車も飲酒運転になりますよ。今回の事で何かするわけじゃないですけど」
私「?グレーゾーン見たいな感じですか」
警察官「基本ダメです」
、、、、、、、は?何とも絶妙な曖昧さ!!
そんなこんなで、ドタバタで曖昧ですが無事に人の命を救う事ができました。
翌日、警察の方から連絡があり、助けた男性は軽傷であり、ご家族の方が御礼をお伝えくださいとのことでした。
無事で何よりです。
今回の人命救助で感じたことは、かなり面倒くさい事になる。でしたが、実際に困っている人を目の当たりにすると放っておけないので今後も面倒くさいですが手助けしていきたいと思います。
最後に!
飲んだら乗るな!!!!絶対に!!!